2024年1月21日
会員専用 ID・パスワードで雑誌(PDF)のダウンロードができます。
冨山会長が聞く〜コーポレートガバナンスの最前線
社会課題の解決と成長 両立を目指すCSV経営 PDF MEMBER
磯崎功典(キリンホールディングス 代表取締役社長)
冨山和彦(日本取締役協会 会長)
年間購読のご案内 / 次号予告 / 編集後記
早いもので今年も年の瀬となりました。いろいろありましたね。
今年最も印象に残った事象をもし3文字で挙げるならば、3月に東証からの改善要請がありましたPBR(株価純資産倍率)です。
最上位市場でも半数企業がPBR1倍割れと、欧米と比較して極めて異なる日本の株式市場に対して強いメッセージが発信されました。
PBRは、将来成長への期待値を表すPERと資本生産性を表すROEの掛け算であり、企業にとって重要な指標です。
経済産業省からは「企業買収における行動指針」が8月公表されました。企業価値や株主意思を鑑み、透明性をもちながら、企業は買収提案に対してより真摯に向き合う必要が出て来ています。低PBRではアクティビストの攻勢を招きやすいのも事実であり、その点からもPBRをより高めていく必要があります。
2024年はどんな3文字が来るのやら。
来年が皆様にとって更に良い年になりますように心より祈念しております。
引き続き本誌・当協会を、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
編集長 丸尾英二