2022年8月20日
企業経営の改革者に聞く~トップランナー
[トップランナー]河合利樹 ×[ボードの女神]大向尚子 HTML
河合利樹(東京エレクトロン 代表取締役社長)
大向尚子(西村あさひ法律事務所 弁護士)
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今号より編集長を務めさせていただきます丸尾英二と申します。どうぞ宜しくお願いいたします。
日本のコーポレートガバナンスの大きな変曲点の一つに、2015年のコーポレートガバナンス・コードの制定が挙げられます。画期的だったのは、コーポレートガバナンスを従来の不正・不祥事の防止ではなく、「稼ぐ力」を取り戻すための成長戦略として制定したことでした。独立社外取締役の積極活用を図り外部の目線を取り入れながら、迅速・果断な意思決定を経営者に促す「攻めのガバナンス」が登場。企業での取締役会のありかたも大きく変わり始めました。
ただ、本来は民間の領域であるコーポレートガバナンスにおいて、官の主導により一挙に普及したことには、若干の複雑な思いも感じます。
安倍元首相の残念な事件報道に接し、上記の事々が思い浮かびました。功績である「攻めのガバナンス」は、これからも益々必要とされ続けるでしょう。
編集長 丸尾英二