Vol.11 - 2022年12月号
CONTENTS
- FORWARD
- どこかに潜むブラックスワン 新井純 HTML
- SPECIAL TALK:巻頭インタビュー
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識者に聞く コーポレートガバナンス VOL.1
久保利英明(日比谷パーク法律事務所 代表弁護士) × 高口綾子(社会保険労務士法人リンク 代表社員) HTML
- PICK UP
- ガバナンス議論の神髄をなすアカウンタビリティー 八田進二
- Interview with New Chairman
- 企業統治の実質を高めるには 日本取締役協会 冨山和彦新会長に聞く(下) 聞き手 井伊重之
- OPINION
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コーポレートガバナンスとパッシブ運用 菅野暁(アセットマネジメントOne 代表取締役社長)
- SERIAL ISSUE
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モニタリングモデルと指名委員会等設置会社 田中亘(東京大学 社会科学研究所 教授)
- OPINION
- CGSガイドラインの改訂で議論された方向性について 安藤元太(経済産業省 経済産業政策局 産業組織課 課長)
- SERIAL STORY: 世界のマネーがスルー、どうする日本! 第2回
- 上場企業の「少子高齢化」が進行 三瓶裕喜(アストナリング・アドバイザーLLC 代表)
- LIFE STYLE: 私の楽しみ11
- 若さと健康を求めて~爽快、サイクリングの魅力 毛利正人
- SERIAL STORY: 上場会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に向けた東証の取組み 第2回
- 改訂コーポレートガバナンス・コードへの対応状況 青克美(株式会社東京証券取引所 常務執行役員)
- INFORMATION
- 日本取締役協会へのお誘い
- EDITOR'S PICK
- ガバナンス強化に向けた資本コスト経営の展望と課題 山田英司(日本総合研究所 理事)
- CG COLUMN
- コロナ特例「ゼロゼロ融資」が終了 井伊重之
- LEGAL INSIGHTS
- 取締役会の在り方の課題~取締役会の在り方委員会での活動を踏まえて 青戸理成
- INFORMATION
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編集後記
ウクライナでは依然として紛争終息の兆しもないまま、厳しい冬の寒さが到来した。インフラ破壊や燃料不足の中、現地では熱源になるものなら何でも、古靴や廃棄物等を黒煙が目立たぬように夜間に燃やしているケースもあるとの報道に接した。寒さを生きぬくことを最優先することは人間の行動として当然だが、大気汚染の観点からは非常に悩ましい。
11月国連COP27が開催されるも、温室効果ガス排出に対処し地球の未来を守る取り組みでは、先進国と発展途上国での対立が続く。総論には賛成、各論では自国利害を優先するために反対。削減への実効ある手立てには合意できず。将来の気温上昇を+1・5度に抑えるとの目標ももはや風前の灯。今こそB・フラーが提唱した「宇宙船地球号」という、同じ船に乗る運命共同体であるとの意識が、痛切に必要だと感じられます。
コーポレートガバナンスを通じた企業のサステナビリティへの取組も、等しく本当に待ったなしです。
編集長 丸尾英二