2021年8月20日
企業経営の改革者に聞く~トップランナー
[トップランナー]磯崎功典 ×[ボードの女神]太子堂厚子 HTML
磯崎功典(キリンホールディングス 代表取締役社長)
太子堂厚子(森・濱田松本法律事務所パートナー 弁護士)
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取締役は誰の為に働くか。今年の株主総会では、会社側が提案する(社外)取締役候補者が否決された事例が話題となった。否決の個別の理由については意見の分かれるところではあるものの、株主の意向に沿わなかったことは間違いない。
会社側と株主側の対立関係において、取締役は誰の為に働くかは、これから独立社外取締役に就任する人々にとっては大きなテーマである。
一部株主の無謀な主張はあるものの、社長に選んでもらったから、社長のために働くというのであればコーポレートガバンスをよく理解していないといわれても仕方がない。
りっぱな経歴を持った社外取締役でもコーポレートガバンスをしっかり勉強し、取締役会できっちり行動しないと株主から否決される時代に突入したのかもしれない。
編集長 松本茂